竹さんに資生堂の志望動機をつくらせてみた

 

 

 

うーーーん...

 

 

 

 

 

 

最近、いろいろと悩んでる岡本です。

 

 

「志望動機ってどうやって書くの?」と学生に聞かれて、困っています。
正解がわからない...

 

 

 

そうだ!!

 

竹さんに志望動機を書かせてみよう。

そのプロセスをブログにまとめて学生に提供しよう。

 

 

 

 

という事で...

 

 

 

 

 

さっそく竹さんに声をかけてみる事に

竹さん 
クリアソンのCSO(Chief of Smile Officer)で偉い人。
特技は学生との面談で「なんで攻撃」すること。

 

 

 

 

竹さん 「おっ、たつや。どうしたの??」

 

 

 

 

岡本 「突然ですが、資生堂の志望動機書いてください」

 

 

 

 

竹さん 「えっ? 急になに?? ふざけてる??」
岡本 「竹さん、真剣です。学生のためにお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

竹さん 「う~ん、、、学生のためか」

 

 

 

 

 

 

 

考える事約3秒...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹さん 「よし。学生のためになるなら、やろう」

 

 

 

 

 

 

 

カップヌードルも驚くスピードで意思決定する竹さん。
偉い人は決断スピードが違うなって思いました。

 

 

 

 

 

岡本  「30分以内にお願いしますね」

 

 

 

 

竹さん 「マジでふざけてる笑 俺の事上司だと思ってないだろ」

 

 

 

 

という事で...

 

 

 

 

尊敬する竹さんに志望動機をつくってもらった。

 

必死で資生堂のホームページや、採用ページを調べる竹さん。
その表情は真剣です。笑顔は0。

 

 


クリアソンの行動指針は「チャーミングであれ」ですよ竹さん!

 

 

 

 

 

 

 

下記竹さんのノートより

字が汚くてごめんなさい。

 

岡本 「30分しかないのに、こんなに調べるもんなのですか?」
竹さん 「そりゃそうだろ。企業さんが忙しい中で時間をとって自分の志望動機を読んでくれるのだから、相手に対する敬意をもって書かないと」
岡本 「リスペクト大事。メモメモ」
竹さん 「.....」

 

 

 

 

 

竹さんの志望動機を書いたプロセス

時間がなかったので、かなりザックリとしか企業について調べられなかったけど下記のようなプロセスでやってみました。
(特に順番が大切という事はありません)

 

資生堂が大切にしている軸
資生堂がビジネスをする上で、大切にしている軸のような部分がどこにあるのかをHP内で探しました。同じ商品を扱っていても、会社として大事にする部分は違っていたりすることも多いので。

 

②企業の歴史について調べる
公開されていればどんな思いや、きっかけで生まれた会社なのかを自分は知りたいな。あとは今まで歴史の中でどのように資生堂が変わってきたのかに注目してみました。資生堂がすごいと思ったのは、1970年代に「生き方の提案」という思想に辿り着いていたこと。これは本当にすごいって思った。

 

③商品について考える
化粧品が好きとか、嫌いとかそういった次元で物事を考えるのではなく、化粧品がお客様に提供している価値は何か?について掘り下げてみる事が大事だと思っています。

単純に化粧品が好きは消費者思考だと感じるので、自分が仕事を通じてお客様に提供する価値は何か?という視点から化粧品を掘り下げました。考えれば考えるほど、資生堂さんが社会に提供している価値ってすごいんだなと実感できました。

 

④自分の原体験
ここまで調べた中で、自分の原体験と資生堂がどのように繋がっているのかについて考えてみました。自分の原体験から「心から資生堂で働きたいと思える理由」を探すことに注力しました。

 

資生堂さんのマーケットや今後の展開について
やはり仕事として化粧品に関わるからには感情だけでなく、論理的な視点をもって資生堂さんを知りたいと思ったので考えてみました。とはいっても、私はマーケティングなどやったことないし、知識もないので自分が考えられる範囲の中で調べたり分析をしてみました。

大切なのは間違っててもいいから、自分なりに調べる事だと思っています。自分で考えた事を相手にぶつけてみれば、間違いにも気づけるし、資生堂をもっと知ることができます。聞き方さえ間違えなければ、資生堂社員の方も間違ったから落とすような事はしないのではないかと思います。

 

 

 

岡本 「これって、竹さんが頭いいからできることなんじゃないですか?」

 

 

 

 

 

竹さん 「たつや...」

 

 

 

 

 

 

 

 

竹さん 「....」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

竹さん 「俺は高卒で、電車の運転士やってた男だぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岡本 「失礼しました!」

 

 

 

 

 

 

 

最後に...

竹さんが30分という時間制限でつくった志望動機がこちらになります。

貴社の「美を通して新しい生き方」をお客様に提案し、外見だけでなく心まで豊かにしようとする姿勢に強く惹かれた。私は「小さな自信が世界を変える」と心から信じており、美を通じて自信という活力を世の中に提供する事には計り知れない価値があると考えている。

現代社会はITによってロジック化されて合理的であるが、人間の本質である感情が軽視され、活力が失われている事に強い問題意識を持っている。

だからこそ入社後は営業として最前線で現場を学び、3年後には新規事業として法人向けの美容コンサルティング事業を提案したい。具体的には、契約先企業に美容講師を派遣し、社員の方の個性にあわせたメイクを実施する。それによって外見に対する自信を創出し、美が人の労働生産性を高める事を科学的に実証し、労働人口が減少しても売上が上がっていく仕組みを世の中に提供したい。課題も多い企画だが貴社のビジョン実現のため、自分自身の夢の実現のために死ぬ気で努力して成功させたい。

 

 

 

 

 

 

岡本 「この志望動機って、一般的な書き方と大きくずれている気がするのですが...」
竹さん 「あ~PREP法とか、STAR法とか、みたいなフレームワークの事でしょ。あれは便利だしわかりやすいよね。

でも俺は標準ってあまり好きじゃないし、資生堂の中でやりたい事は既存のフレームワークやバイアスをぶち壊すような挑戦をしてみたいので、自分らしい志望動機で勝負してみたいな」
岡本 「聞く人を間違えました(笑)」
(次は他の人にお願いしたほうがいいかもしれない)
竹さん 「全然関係ないけど志望動機を書くって面白いね。書いているうちにどんどん資生堂さんが好きになってきたし、資生堂の商品を使ってみたくなったよ」

 

 

 

その後...

自分の書いた志望動機に納得がいかない竹さんは、薬局で資生堂の商品を買って色々と試してました。

 

 

竹さんが資生堂の素晴らしさを本当の意味で実感できるかは未知数...