マルチタスクについて思うこと
こんにちは、Criacaoの広報です。
今回はマルチタスクをテーマにしてみました。
マルチタスク
マルチタスク (multitasking) とは、複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行することをいう。
私は現在Criacaoで下記のような業務をおこなっています。
①キャリア事業の全体設計
②競合調査・市場分析
③マネジメント業務
④新規事業
⑤広報業務
⑥社外アウトソーシング業務
⑦セミナー・セミナー準備
時期に応じて変動値はありますが、現状の時間配分はこんな感じです。
①10%
②35%
③20%
④10%
⑤10%
⑥10%
⑦5%
よくまわりからは、7つも同時に色んなことをやっていると生産性が下がるのではないかと指摘を頂きます。
結論から申し上げるとその通りだと思います。
マルチタスクは圧倒的に業務効率が悪いです。
20の作業+20の作業 = 40の作業時間
という構造ではなく、
20の作業+20の作業 = 50の作業時間
となりがちだからです。
なぜなら、2つの業務を管理するための時間と計画が必要になるからです。
ハーバード大学の研究によると、以下のような研究結果も出ています。
「あたふたとせわしなく働いている社員たちは1日に500回も注意を向けるタスクを変えるが、もっとも能率の高い社員たちは注意を向けるタスクを変える回数が少ない」
ロンドン大学精神医学学科のチームは
「Eメールや電話によって気を散らされたときビジネスパーソンのIQは低下しており、徹夜明けの数値とほぼ同等である」と発表しています。また別の研究チームによると、マルチタスクによって生産性は最大40%も下がるという結果もあります。
まあ、こんな感じでマルチタスクをやらないほうがいい理由なんていくらでもでてくるわけです。
最初のうちはマルチタスクやってると「かっこいいね」とか、「すごいね」とか言われたりしてモチベーションはアップするのですが、だんだんと「そんなことはない、どっちも中途半端になっている」と心が相手の褒め言葉を素直に受け入れなくなってきます。褒め言葉がどんどんモチベーションを下げる要因になったりする。
実際に私もマルチタスクをやりながら全てが中途半端な結果になり、ひとつのことに絞り込む「選択と集中」こそが正しい在り方なんじゃないかと悩んだことがたくさんありました。そんな時に上記のような「マルチタスクをやらないほうがいい理由」なんかの記事をみたりすると、心が大きく揺さぶられるのです。
自分は今、間違った選択をしているのではないか....?
失敗した後に価値が問われる
文武両道、論理と感情、本業と副業、はある意味マルチタスクと同じ意味をもつ言葉なんじゃないかなと思っています。どれも両立は難しく、最初から上手くいっている人などほんとどいません。
マルチタスクも最初から上手くいく事なんてほとんどないです。
(私が才能ないだけかもしれませんが...)
私もマルチタスクで仕事をするようになって6年ぐらいたちますが、結論からいうと「自分が信じた道を正解にするために試行錯誤してきて本当に良かった」と心から思っています。
マルチタスクは「短い時間で結果を出す」ということが求められる。
●みんなが8時間かけてやることを、より短い時間で実現する。
●一つ一つの工数の意味・役割・効果に対する理解を深めて行動し、無駄を徹底的に省いていく。
●常に新しい手法、考えを取り入れて試行錯誤する。
こういった思考と行動が習慣化されることのメリットは大きく、マルチタスクのリスク・デメリットを受け入れるだけの価値はあると思います。
これは感覚でしかないのですが、
マルチタスクとは「本質が何かを探す旅」という表現がしっくりきます。
まだまだ私自身も未熟な存在ではありますが、毎日少しづつ目的の解像度が高くなってくる感覚を楽しんでいます。
楽しい会社、仕事を探すことも大事なことですが、
楽しい生き方を探すことも必要なんだと思います。